2007年05月26日

OSPFの応用・・再配送(後編)

初心者レベルを超えることができない人が、
一番理解に苦しむのが、再配送。

でも、実際にquaggaを動かしてみれば、
すぐに再配送の動作も
会得、体得できるはずです。

手を動かす!これに尽きます!
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荒:ではさっそく、始めましょう!

奥:よろしくお願いします。

荒:スタティックルートをOSPFに再配送します。

  はじめに構成図を見て下さい。

0526.jpg


  黄色のルーターが登場しました。
  実は、このルーターは、・・・


  小さな企業を買収・合併した。
  ↓
  自社のネットワークに、
  接続する事になった。
  ↓
  自社は、OSPFでルーティングしている。
  なので、合併会社のルーターでも
  OSPFを動かしてもらおう。
  ↓
  ところが、買収した会社のルーターは、
  OSPFを話せない!

  合併会社は、規模も小さかったので、
  スタティックルート設定でルーティングしていた。
  ↓
  仕方ない。
  じゃあ、自社ルーターで
  スタティック設定を追加して、
  OSPFに再配送するか・・・


奥:なるほど。

  そういうストーリーですか。

  フムフム・・・。


荒:じゃあ、具体的に再配送をやりましょうか。

  順番です。

  1.スタティックルートを設定する

    redhatとtv2の両方で再配送を行ってみましょう。

  2.OSPFでredistributeコマンドを使用する。

    redhatとtv2の両方で再配送を行ってみましょう。

  3.bind1 のルーティングテーブルを確認する。



奥:では、さっそく。


1.スタティックルートを設定する

■redhat(ポートは、2601ですよ)
redhat.example.com# conf t
redhat.example.com(config)# ip route 172.16.0.0 255.255.0.0 192.168.2.254
redhat.example.com(config)# exit
redhat.example.com#

■tv2(ポートは、2601ですよ)
tv2.example.com# conf t
tv2.example.com(config)# ip route 172.16.0.0 255.255.0.0 192.168.2.254
tv2.example.com(config)# exit
tv2.example.com#


2.OSPFでredistributeコマンドを使用する

■redhat(ポートは、2604ですよ)
redhat# conf t
redhat(config)# router ospf
redhat(config-router)# redistribute static
redhat(config-router)# end
redhat#

■tv2(ポートは、2604ですよ)
tv2.example.com# conf t
tv2.example.com(config)# router ospf
tv2.example.com(config-router)# redistribute static
tv2.example.com(config-router)# end
tv2.example.com#


3.bind1 のルーティングテーブルを確認する。

bind1.example.com# show ip route
Codes: K - kernel route, C - connected, S - static, R - RIP, O - OSPF,I - ISIS, B - BGP, > - selected route, * - FIB route

K>* 0.0.0.0/0 via 192.168.1.1, eth0
C>* 127.0.0.0/8 is directly connected, lo
O>* 172.16.0.0/16 [110/20] via 192.168.1.40, eth0, 00:00:07
* via 192.168.1.101, eth0, 00:00:07

O 192.168.1.0/24 [110/10] is directly connected, eth0, 00:31:06
C>* 192.168.1.0/24 is directly connected, eth0
O>* 192.168.2.0/24 [110/20] via 192.168.1.40, eth0, 00:29:26
* via 192.168.1.101, eth0, 00:29:26



奥:なるほど。

  192.168.1.101、192.168.1.40の
  どちらの道を通っても良い、と。

  ということは、
  「なぜ、再配送するのか」という
  背景事情があって初めて
  再配送という方法を使うんですね。

荒:そうそう。

  ところで、こういう設定をしましたが、
  実際に使われている設定は、もう少し
  細かいです。


  明日は、タイプ1、タイプ2というものを
  設定してもらいますね。


奥:はい。

  だんだんCCNPのBSCIが見えて来たような・・。

荒:EIGRPもあるで。わーい(嬉しい顔)

奥:あ、そっかー。がく〜(落胆した顔)


■参考
「要点解説 IPルーティング入門」P556

 http://homepage3.nifty.com/sysaho/ccnp.html

  
posted by アンドレアス at 08:01| Comment(0) | TrackBack(1) | OSPFを動かす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: Quagga(Vyatta)と黒本でCCNAとCCNP合格を目指そう
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